試着室行くでもなくその場でコートを
羽織ってみたんですサイズ合うかなと。
ただ、フード付きパーカーを着てた為、
それでフード付きコートを羽織るのも
ゴワゴワするので、パーカーを脱いで
Tシャツになってから羽織ってみる、
などという行為をやっておりますと。
するとちょうどその時、私の右手から
人が近づいて来るのが見えたんですが、
特に意識するでもなくコートを試着して
いたら、私の前にするすると手がのびて
きて、棚に掛かってる赤いコートを遠慮
がちに撫でているので、「あ、俺、いま
邪魔?」と思って、でもその手を見ると
色白の細い指先にはツヤツヤに整えられた
きれいな爪が輝いていて、「あれ?ここ
メンズコーナーなのに、この手は女性か?」
と思いチラリとお顔に目をやるとそこには
がきデカのコマワリ君みたいな顔の中年男性
(全身白の衣服)がニヤリと立っていた。
コマワリ君は、私の目の前に掛かっている
赤いコートを、その白い指で愛撫するように
撫で続けていて、また一瞬私は「あ、俺、
いま邪魔?」と思ってみたもののどうも様子
がおかしいことに気付く。ずーっと私の目を
見つめてて、「んふ~
が聞こえんばかりの表情なのだ。
このコマワリ君、確実にホモである。ゲイって
いうと、ヒゲもじゃ系の肉体派もイメージして
しまいますが、このコマワリ君はオネエ系ホモ。
私は誘われていた、というか獲物?のようだ。
私はこういった、ヒゲもじゃ系肉体派と真逆の
男色家に好まれる傾向にあることは、若い頃から
重々自覚する経験がありましたが、私にその気が
全くないので、本気で誘われるといまだに怖い。
咳払いするように険しい目線で牽制すると、さっと
コマワリ君はその場を去ったので、私も今のうちだ
と店を出ようとすると、すでにコマワリ君が先回り
して、店の出入口手前で「んふ~
また私を見つめてくれていた。あざーっす。
「人生、何事も経験だ」という考えに私もノリたい
んだけど、じゃあそれどこまで経験してみる覚悟が
あるのかと問われると、案外ダメっすね自分。
今日の小遣い帳/
さんほんめん 900円
食材費 1,544円
酒類 498円
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計 2,942円
今日の一曲/塚本功 x 長山雄治 x 坂田学「ムームーソング」
ムームーソング - 塚本功 × 長山雄治 × 坂田学