今朝の電車、足の指をしゃぶる男を見た。
しゃぶるというか、手の爪を噛むように、
指先のささくれを噛むように、その男は
足の指を噛んでいた。
ナイキのスニーカーを脱ぎ、靴下を脱ぎ、
朝のシートに座す男が、車両内の目線を
気にすることなく、ひたすら、ただ
ひたすらに、足の指を噛んでおられる。
I-TSU-ZA-I である。
そんなものを見るためだけに、今日の一日が
あったというのだから、この自分の情けなく
いじらしい幸せ加減を恨んでみたりもする。
が、基本的に死にたい。
今日の一言/激越なる足の親指の爪の中のにおいよ
今日の一曲/レナード・コーエン「ハレルヤ」
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