生活の中、自然と聞こえてくる「人の会話」は、
オチも何もなくさりげないほどに心が和みます。
私が耳にした、特に面白くもない心和める会話を、
折をみてご紹介して参りたいと思います。
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お昼にちらし丼を食べていた時。
板前A:あれ?○○ちゃん(女店員)て、いつもメガネだっけ?
女店員:あ、はい。
板前A:あれ?そうだっけ?いつもメガネかけてたっけ?
女店員:あ、はい、いつもメガネです。
板前A:あれぇ?なんかメガネじゃないイメージがあるけどな。
女店員:え、そうですか、いつもメガネです…すいません。
板前A:あ、わかった、今日はフレームが違うんだ。
女店員:え、いえ、メガネはこれしか持ってないので…。
板前A:あれ?そうなの?フレームが違うと思ったんだけどな。
女店員:あ、いえ、フレームもずっと一緒です…すいません。
板前A:そうか、あれ?メガネかけてない日ってなかったっけ?
女店員:いえ、ずっとメガネですけど…。
板前A:なんか、メガネかけてるイメージなかったんだけどな。
女店員:そうですか…すいません。
板前A:あれ?今までずっとそのメガネかけてたんだっけ?
女店員:ええ…すいません。
女店員はいったいどんなキャラなんだろうと思って見てみると、
ちびまる子ちゃんでいうところの「たまちゃん」そっくりな、
ド真ん中の丸めがねキャラでありました。
で、別にギャグとか、からかうとかいう側面はゼロな会話
だっただけに心和みました。しかし何なんだこの会話。
実はこの板さん、板前さん同士の会話も続きます。
まずはこの板さんと同僚Bの会話です。
板前A:なんか行ってきたらしいじゃん、どうだったの静岡。
同僚B:いやー最高だね、やっぱ漁に出れるってのがね。
どうやら同僚Bは、知り合いだか友人だかの静岡の寿司屋を
訪ねたらしく、朝から漁に出ていいネタ仕入れたり、店は
店でいい感じだし、そんな楽しい生活で、そこそこ稼ぎも
悪くない、静岡で暮らすのもいいな、的なお話でした。
で、その同僚Bが休憩なのか、姿を消した後に後輩Cが来ます。
ちなみにこのお店では、従業員は皆さん、名札をしていて、
出身地と趣味もそこに書かれています。趣味はそれぞれ
A:スキー、B:さんぽ、C:犬の散歩 でした。
板前A:聞いた?あいつ(同僚B)の静岡の話。
後輩C:あ、なんか、すごいよかったらしいっすね。
板前A:静岡の田舎でさ、そーゆー暮らしも悪くないよな。
後輩C:いいっすよね。
板前A:お前、前、田舎で暮らしたいって言ってなかったっけ。
後輩C:はい、俺、東京ってなじめないんすよ。
板前A:あー、じゃ静岡とかまさにいいんじゃない。
後輩C:そーっすよね、いいすねえ。
板前A:あんな生活してさ、ゲタナラはもらえるらしいよ。
後輩C:えー、まじっすか!田舎でゲタナラあれば十分ですよ。
板前A:な、確かゲタナラからゲタメは出るっつってたぞ。
後輩C:まじすか、田舎でゲタナラもらえればね、問題ないす。
板前A:だよなぁ、十分だよなあ。
後輩C:あー、まじ、いーなー。
ゲタナラはゲタ並び、すなわち33、ゲタメはゲタ+メの字、で
35と想像します。つまり、静岡の豊かなる海の恩恵を受けつつ
寿司職人として生活できて、月給33~35万が保障されていると
いうことだと思われます。
そういう条件なら「アリ」と判断されるんだなぁ、へー、と
心静かにちらし丼を食べました。
本日の一言/ダンボール肉まん!
本日の一曲/安室奈美恵「Baby Don't Cry」