2010年11月30日火曜日

新橋紳士

朝、新橋で電車を降りてホームから階段を下ろうと
したところで、私の前の前を歩いてた私服の青年が、
向かいの電車から降りてきたスーツ姿のおっさんと
接触?したのか、スーツのおっさんの手が青年の襟首を
ぐいとつかんだかと思うとおっさん、目ん玉むき出しの
紅潮した自らの顔に寄せて「オイッ! ゴルァ!」と凄む。

すると青年も「ンア!? ドルァ! オッ!?」とスーツの
おっさんのネクタイを締め上げるように胸倉を思いっきり
つかんで凄み返し、小競り合いが始まった。

(奇しくもその時、私のイヤフォンからはライブ版の
♪静まれ嵐~静まれ暴力~静まれ意味のない争い~♪
が流れていた…)

しかしそこは朝9時の新橋駅、ホームには夥しい数の人々が
ぎゅうぎゅうに溢れて洪水のように流れており、誰もその
小競り合いを見もせず(視界に入ってない感じ)、私も
その人波に流されてしまい、小競り合いがどうなったのか
結局見届けることはできなかった。

ですがあれ、もし私がもうちょっとだけ先に電車を降りて
その青年のポジションにいたとしたら、ひょっとしたら
私が「オイッ! ゴルァ!」と凄まれてたかもしれないヨ、
危ないもんだヨ。


しかしさ、おっさんも青年も朝早くから満員電車にゆられて
通勤(或いは朝イチでアポに向かうとか)してるわけでしょう、
小競り合いなんかしてたら遅刻するじゃないですか、でもあえて
遅刻してでもその場でブチ切れることを選んだってわけですから、
私なんかからすると彼らはすげーなーと思いますけどネ。

そんで本当ならまわりも、小競り合いが始まれば「朝からつまらぬ
争いごとはやめなさい」とか言って仲裁に入るのが良いんだろうけど、
下手したら「ゴルァ! おめえは引っ込んでろ!」なんて感じで逆に
怪我したりする可能性も高いし、仮に仲裁がうまくいったとしても、
そんなことしてて自分が会社に遅刻すれば誰もほめてくれない。

そうなるとやっぱ、ケンカしたい奴はケンカしたい奴同士で勝手に
やってちょうだい、となってまわりは無視するのが当然となる。
で、大勢に無視されてる状況で勝手に激高してケンカしてるのは
あほらしいので、ケンカはどうせそのうち止むと思う。

それで止めばいいんだけど、そこに金儲けしようというやつが
現れて、例えばケンカをSHOWに仕立てて見物料を取るとか、
例えばケンカしてる片方の男に「金を払ってくれれば相手を
こてんぱんに潰してみせますよ」なんて話をもちかけたりだとか、
「私に金を払ってくれればそもそもケンカ自体無かったことに
してみせますよ」という話でもいいと思うんですが、そんな
風に金が介在していつまでもこの世から無くならないのが
“戦争”かもしれないなぁ、と二日酔いの気持ち悪さをごまかす
ために夢想して、なんとかゲロをもちこたえた月曜の朝だ。



今日の小遣い帳/
合鴨丼+そば 900円
食材費 278円
酒類 1,062円
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計 2,240円

今日の一曲/Irma Thomas「Time Is On My Side」




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