2015年4月26日日曜日

Once there was a way to get back toilet

とんこつラーメンを食べに来た以上、
人としてとりあえず替玉はするもの
であり、ポールが東京に来た以上、
人としてとりあえずライブは観る
のである。


泣いた。
ポールのステージに、ではなく、
S席だというのにこの妙な角度の
遥か遠いステージに、である。


私の右隣には関西弁のオバさんが。
開演をぼけ~っと待っていたら
「トイレて混んでますやろか?」と
訊かれたので「いやー、さっき見たら
長蛇の列でしたケド…」と答えると
「今行くと開演に間に合わんやろなぁ」
と言ってトイレ行くの諦めたようである。
が、5分後「やっぱりちょっとトイレ
見てきますわ」。やはり我慢できなく
なったようだが、なぜ私にいちいち
言うのか謎である。すると「まもなく
開演します」と場内アナウンス。
オバさんが戻ってきて言う「トイレ、
ガラすきでしたわ」。
「あら、よかったすね」と答えては
みたが、なぜ私にいちいち言うのか
謎である。



私の左隣には研究者のような風情の
オジさんが。この人は双眼鏡で
ステージを凝視しながらビートルズの
ハモりパートを大声で上手に歌い最後
必ず咳き込む、という奇人であった。
このオジさんとビートルズのコピー
バンド組んだらなかなかいいハーモニー
が実現しそうだなとは思う、最後必ず
咳き込むけど。

こんな変な人たちから、お遊戯会の
ような手拍子とともにオブラディ・
オブラダを大合唱するような人たちまで、
客層は実に様々であるのがビートルズと
ポールの凄さである。

アンコールまでの合間に、右隣の
オバさんがまた話しかけてきた。
「これだけはどうしてもハズせない、
て曲あります?」。突然妙な質問だ。
ポール楽曲の全般を指しているのか、
今回のツアーで披露されてるが今日は
まだ演ってない曲を指しているのか
わからないので「えー、ま、まぁ、
いろいろありすぎて、うーん、まぁ
難しいっすねぇ…」とかなんとか
答えると「ワタシはね、これだけは
どうしてもハズせない、て曲がある
んです、ゲット・バック!」

『GET BACK』というそのチョイスを
「なかなか深いな…」と受け取るべき
なのか、「なんでやねん」とズッコケる
べきなのか、わからない。この辺も
ビートルズとポールの凄さである。

で、まぁ、前回と同じツアーなので、
1年半前に観たステージと同じ感じで
ありましたが。


思い返せば中学生の頃からなけなしの
お金でビートルズとポールのソロ、
ウイングスのアルバムなど地道に
買い集めてきた私ですが、全部中古品
で買うのでポールには1円も払って
ないのです申し訳ないことに。

ポールもビートルズもなかったら私は
「毎日つまらん…つまらん…」と
暗い顔をしてたと思います。ビートルズ
のお陰で私の人生はとてもラクになった
と思っています。

なので、ミュージシャン資産ランキング
でトップ(資産約1300億円)に立つ
ポールですが、貧乏人の私は今喜んで
チケット代を払ってライブを観ます。

でも武道館はムリ(ズコーッ)。


今日の小遣い帳/
酒類 793円
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計 793円

今日の一曲/加山雄三+井上陽水「サムシング」


2015年4月9日木曜日

その答えは風邪の中さ

ウチも子どもたちがグイグイと
すごくよく食べるようになって、
食材費だけで毎日2~3千円が
財布からソッコーで消えて行く
のだからケッコー弱ります。
(毎日ディスクユニオンで
アルバム3~5枚買える計算、
すさまじいコストである…)

そんな弱り目に、寒の戻りっつー
のでしょうか、先日の初夏のような
陽気から一転、急激な冷え込みの
せいで思いっきり風邪をひいて
しまい更に弱っております。

別に出演者ラインナップ云々なんか
大して気にすることもなく、毎年
ただ行くというだけでOKなのですが、
それでも現時点での今年のフジロック
はメンツが弱いような気もいたします。
ガッツが足りない。

私もいろいろと弱っておりますので、
チャラいのなんかはもちろん無視する
として、熱いロックの血潮を感じたい
のであります。「高橋敏幸with泥舟」
を呼んで欲しい。ガッツが欲しい。
それだけだ。



今日の小遣い帳/
食材費 2,091円
酒類 504円
消費税 206円
FKA twigs 「LP1」 1,749円
She & Him 「Volime Two」 617円
Bob Dylan 「Time Out Of Mind」 617円
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計 5,784円

今日の一曲/原由子「花咲く旅路」

2015年4月2日木曜日

賃上げの 糞が舞い散る 安倍の風

「女の子は食が細い」という話をよく
耳にしたのできっとそうなんだろうと
思っていたのですが、ウチの双子娘の
食欲は凄まじく、食が細いどころか
極太である。うんちも極太である。

息子も相当な食いしん坊で、ヨメが
保育園へお迎えに行って戻ってくると
毎晩玄関を開けた瞬間、私に向かって
「今日の晩ご飯な~に!」と叫ぶ。

毎日晩ご飯を楽しみにしてくれるのは
作る方としてもうれしいし、私も晩酌
だけが楽しみなのでその気持ちはよく
わかる。

今日は朝の時点で「今日の晩ご飯なに?」
と訊いてきたので「あ~、ほら昨日の夜
リクエストされたカレーたっぷり作って
まだ残ってるから今日もカレーかな」と
言うと「…カレーかぁ、カレーは好き
なんだけど… 昨日と一緒かぁ…」と
もの凄く悲しい表情になっている。

リクエストを訊くと「握り寿司食べたい」
と明確な答えが返ってきた。赤ん坊双子
を連れて寿司屋へは到底行けないので、
今晩は山DA寿司の開店である。

さすがに握り慣れてきた

若い頃、なんでも大体そつなくこなしは
するがなにかに特化することができずに
いる自分の器用貧乏を本気で呪っていた
のですが、案外この器用貧乏はなんでも
チャチャチャッとこなさなくてならない
主夫業に非常に向いているなぁと最近に
なって思えてきて、そんで専業主夫に
なることはまかり通らぬ我が身分を最近
本気で呪っているところであります。


今日の小遣い帳/
食材費 1,330円
酒類 168円
消費税 119円
保坂和志×湯浅学「音楽談義」 1,400円
町田康「猫のよびごえ」 600円
大橋裕之「遠浅の部屋」 600円
安部公房「箱男」 350円
南佳孝「South of the Border」 1,760円
坂本龍一「音楽図鑑完璧盤」 1,111円
Les Parisiennes 「Il fait trop beau pour travailler」 556円
Lee Everton 「Inner Exile」 248円
Sly's Stone Flower 1969-70 「I'm Just Like You」 1,575円
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計 9,817円

今日の一曲/タイマーズ「税」