いまだに魔法がとけぬパパ

昨日はストーンズを観に行ってきたアルヨ。
個人的には1995年、2006年に続いて
3回目の体験ですが、ミックがMCで
「今日ハ日本デ27回目ノらいぶデス」と
言ってて、結構やってるんだなーと
思いましたよネ。

あ～ラーメン食べたいと思ってお気に入り
のラーメン屋でお気に入りのラーメンを
注文してヘイお待ちと出されたラーメンを
ズズッとすする最高の瞬間と同じく、
「Start Me Up」のリフを聴いて幕を開ける
最高の瞬間、つー感じでしょうか。この際
「ベタだな」という感想は意味がなく、
みんなこのベタなラーメンを食べに来てる
わけですから、ただただ楽しい。

今回も私はヘボい席だったんですが、
思ったのは音響の進化で、ドームって
音ショボいのはもうしょうがない、
みたいな感覚でしたけど、今回は
「あれ？」と思うほど聴こえ方が
マシに感じられたのは、やはり日々
の技術○ンポと最高レベルの機材と
スタッフということなのでしょうか。

動きまくりのミックは途中100mくらい
ダッシュを披露し、キースも花道を
走ったり、チャーリー・ワッツへの
声援で彼の人気の高さがうかがえたり
（私は彼の演奏中の口が好きです）、
ロン・ウッドの風呂場で自分で切った
ような髪も最高だし、なによりみんな
腹も出ずにスリムなこと。ゲストの
ミック・テイラーだけがカーネル・
サンダースみたいだった。

開演が19時前っつーのは随分早いなと
思うのですがやはり23時には就寝する
というミックの都合に合わせてのこと
なのだろうか？（←んなこたぁない）

しかし去年のポール・マッカートニー
を振り返ってみても思うんだけども、
これからロックにはアスリート的な
要素で語られる部分が出てくるんじゃ
ねーでしょーか。「とても70歳を超え
てるとは思えぬ」みたいな観点で
声や演奏やパフォーマンスを堪能する
というような…

終演後、駅まで歩いていると、いろんな
方言が聞こえてくる。東北訛りも九州訛り
も…みなさん全国から来てんだにゃあ。

そしたら突然、関西弁の胡散臭そうな男に
「ねぇ、東京の人？外堀通りてこれ？」
と声をかけられた。「へ？いや、これは
白山通りですね、駅に行かれるんすか？」
などと答えて話を聞いてみると、秋葉原に
（宿をとってるので）歩いて行きたいと
言っている。ドームへも歩いて来た、
10分くらいで着いた、と言っている。

歩ける距離なのは私も知ってるけれど、
さすがに10分じゃ無理だろう。私は
「あー、あっちの方に進めば秋葉原
ですね」と超テキトーに、この白山
ストリートのならず者に告げてから、
どうせならBitchに声かけてもらいた
かったなぁ～と思いつつ帰路についた。

今朝、満員の山手線に揺られながら
ペニンシュラを仰ぎ見た。ミックは
もう朝食済ませただろうか、キースは
今うんこしてるかもしれない、などと
夢想しながら。

羽生弓弦に心ときめかすオバハンと
同じである。


今日の小遣い帳／
鮭の西京焼き定食　1,000円
食材費　1,591円
酒類　525円
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計　3,116円

今日の一曲／TIN PAN ALLEY 「バイバイベイビー」
TIN PAN ALLEY BYE BYE BABY CHU KOSAKA MINAKO YOSHIDA