2013年3月31日日曜日

サン月記

今日ブックオフで会計してたら、ドモリ気味の
小柄で不審な男性が私のすぐ横に来て店員に
「すいません! あ、あのぅ、ブ、ブランキイ、
ブランキー、ジェ、ジェットシティーのCDは
あ、ありますか!?」と訊くのですが、まぁ
なんというか、キャラとしては俳優の神戸浩氏
のような喋り方で、声が店内フロアに丸聞こえ
するほどにデカいので、私は興味をそそられ、
会計後この男性と案内役の店員にさりげなく
ついて行きました。

店員が「この“ふ”のコーナーを探しても無い
ならそれはウチには在庫がないということです」
と説明すると、男性は「んぇ? ブランキーを
置かないことにしてるんですか?」と妙な反応。
ちょっとした変人のように見受けられる。

店員が去って、男性は“ふ”のコーナーを挙動
不審に物色しているので、私は彼に声をかけた。
「ブランキーお探しでしたらここにありますヨ」

男性はハッした表情を見せると「んぁりがとぅん
ゴザイマス!」と言ってから「ブ、ブランキーを
知ってますか? 好きですか?」といった感じで
私に話しかけてきました。(以下、私の声に対し
男の声は8倍くらいデカく、しかも真顔)

男「ドラムはタ、タツヤってゆーんですよね?」
私「へ? あ、中村達也ですよね」
男「えっ! 中村? な、中村ってゆーんですか!?」
私「へ? あ、そうみたいですケド…」
男「中村… 飲みに行ってみたいんすよネ、ぼ僕」
私「へ? あ、達也と?」
男「は、はい、ぐぇへへへ!」
私「飲みにですか、なんかこわそうですけどネ」
男「えっ!? こ、こわい人なんですか!?」
私「いや直接知ってるわけじゃないですケド…」
男「こわいんですか? あ! 奢らされるんですか?」
私「いやいやそーゆーことじゃないすケド…」
男「ど、どーしたらタツヤと、の、飲めますか?」
私「いや、ちょっとわかんないすケド…」

その後も、ファンなのかそれともこれからいろいろ
ブランキーを聴いてみようとしているのか、よく
わからん話をされ続けた挙句、急に「ギターウルフ
知ってますか!?」と話題が変わったので、一応
「あ、こないだアルバム出ましたよネ」と言うと
「え!? そーなんですか、シングル出ないんですか」
とか「今度のさいたまスーパーアリーナ是非一緒に
行きましょう!」と妙なことを一方的に言われ。

んで一段落したところで「あ、ナ、ナカムラタツヤ
で、でしたよね! ありがとごじゃいます!」と言って
から彼はまたレジにスタスタと向かい、さっき案内
してくれた店員に「す、すいません! あ、あのぅナ、
ナカムラ、タ、タツヤのCDはあ、ありますか!?」と
店内に響き渡る大声で訊いていました。

こないだ会社で1日10人の採用面接係の手伝いを
やらされて「しかしいろんな人がいるもんだなぁ…」
とびっくり(ぐったり)したばっかりだったんですが、
今日も結構びっくり(ぐったり)しましたよねやっぱ。


今日の小遣い帳/
食材費 648円
酒類 752円
絵本x7 3,300円
Aldo Ciccolini 「Satie / Gymnopedies」 150円
クボタタケシ「ミックス・シーディー」 950円
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計 5,800円

今日の一曲/木村充揮×近藤房之助「見上げてごらん夜の星を」
見上げてごらん夜の星を / 木村充揮×近藤房之助



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