2010年3月18日木曜日

割り算の人生は、もうやめた。

吉祥寺で私がヘヴィーロテーションしている庶民的
スーパー、“ライフ”“西友”“ロジャース”から
ついに「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が姿を
消した。

予想を遥かに上回る売れ行きで品薄状態となり、CM
オンエアが急遽中止になった、とのニュースはやはり
嘘ではなかったようでして、私はかつて小学生時分に
ビックリマンチョコを探すような感覚で吉祥寺を彷徨、
ついに東急地下の food show で僅かな在庫にありつき、
大人(無職)であるのをいいことに「辛そうで辛くない
少し辛いラー油」を買い占めることに成功した。

そうして帰路、あらためて吉祥寺の街をふらふら歩けば、
先日伊勢丹が閉店し、ユザワヤがビルを閉じ啓文堂書店も
丸井ビルに臨時移転するとはいえ、今月でロンロンの食品街
も秋まで封鎖、正直、街がしばらく空洞化してしまうのは
非情に寂しいもんだなぁ、とあらためて感じ入った次第。



夜、小山氏からオノさんが亡くなったとの知らせあり。
オノさんはよくバーカウンターでエロ話(だけ?)を
交わした某テレビ局に勤める変態気質のオジサンだ。
(いや、俺はトッド・ラングレンについてちょっと
 音楽話を熱く交わしたこともある)

私は赤ん坊の入浴を済ませてから、オノさんと今にも
会いそうなバーカウンターのお店に出向いた。

オノさんがキープしてたウイスキーのボトルから一杯
いただきました。
(居合わせたみんなで一杯ずついただいたわけです)


ヒト(007?)は2度死ぬとよく言います。ヒトは肉体が
滅んで死ぬわけですけれども、亡くなった人を知る仲間が
彼(または彼女)を語らいあえるうちは、亡くなったはずの
本人もふわふわと生きているようなもんではないでしょうか。
そして、彼(または彼女)に関する記憶が歴史上から消え去った
タイミングこそがようやく迎える死、というような。



だから、様変わりする街並みはそれでよし、死んでしまうのは
摂理である、今の自分にできるだけのことをバーカウンターで
酒を飲みながら笑って(変態気質のオジサンがいた話など)
語り継げばいい。




今日の小遣い帳/
食材費 2,533円
酒類 1,098円
呑み代 3,550円
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計 7,181円

今日の一曲/ザ・ハイロウズ「グッドバイ」




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