2010年3月24日水曜日

すべてはおしまい

ここ数日お痔様の具合が芳しくなかったのが本格的に悪化、
大人(無職)の私はお尻にお薬を注入して、ボブ・ディラン
のライブに出かけます。

行きの電車内で久々にあばら以下の内臓が猛烈に重くなり、
かなり呼吸が詰まったような腹痛に見舞われたのですが、
東京テレポートまでやりすごし、とりあえずソルマックを
飲んで具合の悪さを誤魔化しながらなんとか会場へ。

満員大御礼の会場を鑑みると、私の今日の2Fスタンディング
エリアは落ち着いてステージを見渡せるかなりの好位置で、
また2Fには案の定、イトウが喜びそうな有名人が多数着席。


19:05頃開演、途中20:35頃に小休止を挟んだものの21:00直前に
ライブ終了、だるいアンコールなど一切廃し畳み掛けるような
2時間のステージ、私はぎゅんぎゅんに観入っていた所為か、
ほんの40分くらいに感じた、実に天晴れなライブでありました。

ライブが始まってしばらくの間、私はまだ腹痛に耐えまくって
いたのですが、ディランの歌に聴き入っているうちに何となく

 「お前の腹痛のことなど俺の知ったこっちゃない、
  だがな、その腹痛をどうするかは、お前次第だ」

というわけのわからないディランからのメッセージを受け取った
ような気がした私はそれ以降、腹の痛みが消えたのだった。


そして思う。中高校時代から勝手に聴き続けて好いたディランの
今日のライブで、終始オルガンを弾いて歌った(ストラトを手に
したのは1回だけ)ディランの立ち姿の美しさよ、そしてあの、
粗野でかわいらしくて孤独ですごく男っぽいハモニカのプピ~。

そして何より、(時代によっては蓄膿症か?と思わせるような
変な声もありますが)今日のディランの声に…ジュン。


 [勝手なことを言うようだけれど、元来ポピュラーミュージックが
  生活を楽しくし悲しみを慰めてくれるような存在だったところに、
  (本人の意思がどうにあったにせよ)ポピュラーミュージックの
  世界を通して、なんだか人の考え方や生き方までに影響が及んで
 しまうような、聴き手のこれまでの生活を改めさせられるような
  ごっつい作品をぐいんぐいんに作れることを身をもって証明した
  一人とも言えるだけのこれまでのディランの功績はもちろん前人
 未踏だけれども、その張本人が68歳で奏でる音楽ももちろん誰もが
  初めて耳にするロックなのであります]


上記の立ち姿やハモニカを越えて、世界中のロックファンは、
ディランのあの圧倒的説得力を備えた声を前にして皆、何十年も
びりびりに痺れ続けてきたのではなかろうか…




ライブが終了すると外は雨。今回チケットを譲ってくれたBBさんと
ともに東京テレポート駅に向かうと、JRその他各線で電車が止まって
いる模様、とりあえず大崎まで出てそこから先は復旧のメドが立つ
まで大崎のさくら水産という店に入ってみた。この話はまた後日。



そしてJR復旧後なんとか電車を乗り継ぐも、もろもろ歩く合間に
先日購入した革ジャンは雨でびしょびしょです。


このようにして火照り気味で帰宅すると、お痔様の具合がさらに
芳しくなく、私はいよいよ常にお尻から血的なものが流れ出てる旨
をヨメに告白し、生理ナプキン的なものをもらって今、パンツに
貼り付けている次第。



こんな自分の、今日一日の出来事と、ディランの歌との関係を
考えたり考えあぐねていたりする28時(痔)頃。




今日の小遣い帳/
ソルマック 367円
交通費 1,400円
呑み代 1,700円
-----------------------------
計 3,467円



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